オリンパスOM-1・OM2のフォーカシングスクリーン

2018年8月25日

フォーカシングスクリーンを交換するといった作業は、デジタル一眼になってもマニアックな工程ですね。
かつて、そんなフォーカシングスクリーン交換を簡単に行える一眼レフがありました。

 

オリンパスOM1やOM2といった細かなシステムに支えられた一眼レフです。
このページでは、懐かしいオリンパスシステムのフォーカシングスクリーンをまとめています。

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オリンパスOMシリーズのフォーカシングスクリーン交換

オリンパスの入門一眼レフOM1は当時5万円前後で販売されていたと思うけど、そんな入門モデルでもフォーカシングスクリーンが交換できるという、なかなか画期的なことをやっていたオリンパス。

 

OM1が発売された1972~3年頃にフォーカシングスクリーンが交換できるモデルと言えば、ニコンやキャノンのトップモデルのみで、交換方法もカメラ上部のペンタプリズムを外してと、なかなか大掛かりな作業が必要でした。

 

そんな中OMシステムのフォーカシングスクリーン交換はレンズマウント側から交換するというなかなか画期的な方法で、上部のヒンジをパチンと外せばフォーカシングスクリーンのフレームが降りてくるという、なんともお手軽な交換を実現していました。

 

「宇宙からバクテリアまで」撮ってしまうOMシステム技術者の渾身の作じゃなかったのかと思います。

 

フォーカシングスクリーンとは

ちなみになぜフォーカシングスクリーンを変えるかというと、こんなことに興味がある人はカメラのことなど詳しいでしょうから言うまでもありませんが、交換レンズの特徴に合わせてフォーカシングスクリーンを変えてやるとピント合わせが非常にスムーズになります。

 

接写から超望遠撮影までオリンパスのOMシステムユニットをフル活用するためのものです。

 

OMシリーズのフォーカシングスクリーンの種類

OMシリーズのフォーカシングスクリーンにはOM1発売当初13種類、OM2発売当初は14種類あったように記憶しています。
OM2が1種類多いのはなぜかと悩んだから覚えています。

 

OM1のカタログによると(当時の価格)、

  • 1-1マイクロマット式(一般レンズ用) 1,500円
  • 1-2マイクロマット式(望遠・標準レンズ用) 1,500円
  • 1-3スプリットマット式(一般全レンズ用) 1,500円
  • 1-4全面マット式(一般全レンズ用) 1,500円
  • 1-5マイクロ透過式(広角・標準レンズ用) 1,500円
  • 1-6マイクロ透過式(望遠・標準レンズ用) 1,500円
  • 1-7マイクロ透過式(超望遠レンズ用) 1,500円
  • 1-8全面マット式(天体・超望遠用) 1,500円
  • 1-9透過式(内視鏡写真撮影用) 1,500円
  • 1-10方眼マット式(シフトレンズ用) 1,800円
  • 1-11十字マット式(接写・拡大撮影用) 1,800円
  • 1-12十字透過式(顕微鏡写真・等倍以上の拡大撮影用) 1,800円
  • 1-13マイクロ/スプリットマット式(一般全レンズ用) 1,500円
    ※OM2にはこのフォーカシングスクリーンが2種類用意され、全14種類でした

 

オリンパスフォーカシングスクリーン1 オリンパスフォーカシングスクリーン2

 

このページのフォーカシングスクリーンは標準タイプと天体撮影用の2種類です。
並べてみると結構違うでしょう。

 

オリンパスフォーカシングスクリーン1-1 オリンパスフォーカシングスクリーン1-8 オリンパスフォーカシングスクリーン3

 

左が一般レンズ用の標準的なスクリーンで真ん中が天体望遠鏡や超望遠レンズでの撮影時に使われる全面マットのスクリーンです。
そう言えば昔天体望遠鏡で星の写真を撮っていたことを思い出しました。

 

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