西浦製陶の小便器|昭和レトロな陶器製便器のマーク・サイズとジャニスの歴史
西浦製陶の小便器|レトロな陶器製便器のマークとサイズ
以前保管していた、西浦製陶の陶器製小便器を紹介します。
西浦製陶は、後にジャニス工業へ社名を変更したメーカーです。この小便器には「NISHIURA SEITO」の文字と、ゾウのように見えるマークが入っています。
本体だけでなく、便器からつながるパイプも陶器製。昔の設備ならではの形やつくりが印象に残る品でした。
現在、現物は手元にありませんが、当時撮影した写真と記録していたサイズを掲載します。

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西浦製陶とは?ジャニス工業の前身となったメーカー
西浦製陶株式会社は1935年5月に創立された会社です。ジャニス工業の公式沿革によると、衛生陶器の製造を始めたのは1948年1月でした。
その後、1979年1月に愛知陶管工業株式会社と常磐西浦製陶株式会社を合併し、社名をジャニス工業株式会社へ変更しています。
主な歩みを整理すると、次のとおりです。
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1935年5月:西浦製陶株式会社創立
1948年1月:衛生陶器の製造を開始
1962年3月:大野工場の水洗便器専門工場が竣工
1979年1月:2社を合併し、ジャニス工業株式会社へ社名変更
1996年8月:株式会社INAX(現・株式会社LIXIL)と資本・業務提携
会社の創立と衛生陶器の製造開始には時期の違いがあります。「1935年創立だから、この小便器も1935年製」ということではありません。
出典:ジャニス工業株式会社「沿革」
西浦製陶のマーク「NISHIURA SEITO」
この小便器には、ゾウのように見えるトレードマークと「NISHIURA SEITO」の文字が入っています。

古い便器を見つけたとき、メーカーを知る手掛かりになるのが、こうした文字やマークです。
「NISHIURA SEITO」は西浦製陶のローマ字表記。ジャニスという名前を知っていても、前身の西浦製陶の名前にはなじみがない方もいるかもしれません。
当時の社名が残るマークを見ると、日常の道具にもメーカーの歴史が刻まれていることが分かります。
なお、「ゾウのように見える」というのは見た目の印象です。マークの正式な名称や由来については、ここでは断定していません。
陶器製小便器の写真とサイズ
こちらが、以前撮影した西浦製陶の小便器です。
当時の記事に記録していたサイズは、次のとおりです。
便器本体:約36×37×厚み23cm
パイプの長さ:約36.5cm
パイプの口径:上部約7cm、下部約4cm
材質:陶器
メーカー:西浦製陶株式会社
本体寸法は、当時の記録の表記をそのまま掲載しています。36cmと37cmがそれぞれどの方向を指すか、またパイプの口径が内径・外径のどちらかは、現在あらためて確認できません。
同じような品を調べる際の参考寸法としてご覧ください。
便器につながるパイプも陶器製
この品で目を引くのは、便器につながるパイプまで陶器で作られているところです。
記録上、パイプは長さ約36.5cm。上部の口径が約7cm、下部が約4cmと、上下で大きさが異なっています。
便器本体だけの写真では分かりにくい部分ですが、パイプを並べて見ると、部品ごとの形や接続部分も観察できます。
ジャニス工業の公式沿革には、同社が衛生陶器に加えて、かつて土管・セラミックパイプも製造していたことが紹介されています。ただし、それだけで今回のパイプの品番や製造時期まで特定できるわけではありません。
この小便器はいつ頃のもの?
西浦製陶の社名とマークは確認できますが、この小便器の正確な製造年や型番は分かっていません。
メーカーの沿革では、1948年に衛生陶器の製造が始まり、1979年にジャニス工業へ社名が変更されています。これは年代を調べる際の手掛かりにはなりますが、個々の製品の製造年を確定するには、当時のカタログや品番などとの照合が必要です。
この記事では、昔懐かしい雰囲気を伝えるものとして「昭和レトロ」と紹介していますが、特定の年に製造された品とは断定していません。
古い小便器を調べるときに役立つ記録
同じような陶器製小便器を調べる場合は、全体の形に加えて、メーカーのマークや寸法が手掛かりになります。
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メーカー名やローマ字の表記
マークの形
型番や数字の有無
本体のサイズ
給排水部分の形や口径
付属するパイプや金具
今回の品は手元を離れていますが、写真と寸法を残していたことで、西浦製陶の製品として紹介することができました。
古い設備を片付ける際にも、全体とマークをそれぞれ撮影しておくと、後から名称やメーカーを調べやすくなります。
水洗トイレの歴史
トイレは人間の自然の摂理なので、古くからあります。
その起源は縄文時代とも言われますが、現在のような水洗便器、最新便器ではないですが、使われ始めるのは1900年代初頭になります。
1917年ウォシュレットで有名なTOTOが東洋陶器として設立されています。
1918年日本陶業設立。
1924年現在LIXILの伊奈製陶設立。
1935年上記に記載したとおり西浦製陶が設立されています。
1900年代前半はトイレメーカー設立ラッシュといった感じです。
それに合わせ、1940年衛生陶器の規格として衛生陶器臨時日本標準規格(JES)が制定されています。
後にJIS(日本工業品規格)に一本化されます。
1900年台も後半に入ると早くも温水洗浄便座が登場します。
わかりやすく言うとウォシュレットですね。
伊奈製陶と東洋陶器が海外から元祖ウォシュレットの輸入を始めたのが1964年。
その後1967年伊奈製陶が国産第1号の温水洗浄便座を発売。
続く1969年に東洋陶器もウォシュレットの原型を発売しています。
現在すべてウォシュレットと一括りにしていますが、ウォシュレットはTOTO(東洋陶器)の商標で、一般名詞は温水洗浄便座といいます。
国産第1号温水洗浄便座を発売したLIXIL(伊奈製陶)はシャワートイレといいます。
とは言っても、ウォシュレットが一般名詞化していますので、誰も温水洗浄便座なんて言わないですよね。
今後はスマート家電よろしく、スマホで操作できるトイレが進化していくと思われますね。
まとめ
今回紹介したのは、「NISHIURA SEITO」のマークが入った西浦製陶の陶器製小便器です。
当時の記録では、本体は約36×37×厚み23cm。陶器製パイプは長さ約36.5cmで、口径は上部約7cm、下部約4cmでした。
西浦製陶は、1979年にジャニス工業へ社名を変更したメーカーです。古い社名のマークや陶器製のパイプには、当時の衛生設備の姿が残っています。
現在は現物を確認できませんが、保存していた写真と記録が、西浦製陶の小便器や古い衛生陶器を調べる方の参考になれば幸いです。










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